ドッグサロンRommyのブログ

東京の北区赤羽西にある小さなトリミングサロンです。ご来店いただいた可愛いお客様たちをご紹介します♪

口腔ケアの重要性

私はトリマーですが、今日は少し専門的なお話を。

 

あくまで獣医さんではなく、いち、トリマーの意見としてお聞きください。

 

f:id:dogsalon:20220214191540j:image

 

歯に関して、私は少し神経質かもしれません。

実はトリミングでご来店いただいたワンちゃんのお口は全員チェックさせていただいています。気になる子には、病院の受診をすすめさせていただいてます。

 

 

ただ、私はトリマー なので、治療はできません。

 

 

 

看板犬のロミは現在15歳と3ヶ月ですが、

今まで3度の全身麻酔で歯科処置をしてきました。

全て別の病院で、私の過去の経験したお話です。

 

1度目は去勢手術の際に、重なっている歯があった為、駒沢の病院で1本だけ抜歯。

こちらの病院は極力、歯は抜かない方針の病院でした。

 

2度目は7歳ごろに歯周病が気になり、歯科に強いと評判の文京区の病院で10本ほど抜きました。

 

3度目は13歳の時に、最後の麻酔と決めて、荻窪のツイン動物病院で24本ほど抜きました。 

 

 

今はロミは7本ほどしかありませんが、元気にご飯が食べれています♪

 

 

ワンちゃんは虫歯にはなりませんが、歯周病になります。

歯周病は【細菌感染です】

 

 

歯茎の歯周病菌は口の中から常に細菌を食べ続ける状態です。その最近は血を巡って、全身に周り、腎臓・特に心臓にかなり悪影響を与えます。

 

 

 

そこで、麻酔の危険性を心配されて無麻酔の歯石取りを検討される方もいらっしゃいますが、私の意見としては正直反対です。 

 

 

なぜかというと、無麻酔の歯石とりでは歯茎の治療は出来ないからです。

また、実際に起きた事故も耳にしています。

 

 

 

麻酔をかけるリスクがあるとともに

【麻酔をかけずにどんどん悪化するリスクもある】ということを知っていてほしいです。

 

 

人間の歯の治療は歯石だけとって終わりになりませんよね?歯茎の歯周ポケットの治療をしっかりして、はじめて治るものです。

 

 

私が動物病院で勤務していた頃、歯周病菌が歯茎の根から入り込み、鼻に穴が空いてしまう子もいました。顎の骨が溶けてしまう子もいました。

 

 

 

人間でもそうですが、歯磨きをまめにしなくても、歯がピカピカな子。毎日しっかり歯磨きをしても歯石がついてしまう子もいます。

体質があります。

 

ただ、人同様、歯ブラシをしなければ歯垢はとれません。

【歯磨きガムや、歯磨きオモチャでは取れません】



f:id:dogsalon:20220214191359j:image
f:id:dogsalon:20220214191357j:image

人間でガムを噛んでいれば、歯磨きしなくていい。なんてことはありませんよね。

歯ブラシを当てて、汚れを取ることが必須です。

 

 

そして1度ついてしまった硬い歯石は歯ブラシではとれません。

 

その際は、歯科治療に特化している病院をオススメしています。

麻酔の事故を防ぐには、知識がある獣医師の先生がいて、設備が整っていて、しっかり術前検査をしてくれる信頼できる事が重要です。

f:id:dogsalon:20220214191407j:image

f:id:dogsalon:20220214191410j:image

 

歯が黄色くなっていたり、歯茎が赤くなり始めていたら、ご相談ください。

病院を紹介させていただきます^ ^